※奨学金が払えない!自己破産したら不利になることってなに?

※奨学金が払えない!自己破産したら不利になることってなに?

※奨学金が払えない!自己破産したら不利になることってなに?

わが国で恵まれない家庭の学生層の進学費用を支援するために行われている奨学金制度としては、旧日本育英会ほかの団体が集まって組織された日本学生支援機構の奨学金がもっともポピュラーなものとなっています。
しかしながら、この奨学金はたしかに銀行などの学資ローンよりも低金利であるとはいっても、実質的な借金にほかならず、大学を卒業した後には、自ら働いて得たお金で時間をかけて定期的に返済しなければなりません。
ところで、他の借金などによって自己破産をして、裁判所からの免責許可決定が得られた場合については、このような奨学金の扱いがどうなるかですが、結論からいえば、他の借金と同じ債務のひとつですので、以後返済する必要はなくなります。
ただし、本人が自己破産に伴う免責許可決定を受けたとしても、奨学金の保証人になっている親兄弟や親戚などにまではその効力は及びませんので、機構からただちに本人の代理として残りの金額を支払うように督促がくるものとみられます。
特に、機構が設立されて以降は、返済の滞納などには厳しく対処されるようになってきており、実際に機構との裁判になったケースもありますし、また金融機関などが属している信用情報機関に対して滞納情報が登録されるようにもなっています。
このようなことから、奨学金の返済期間中に自己破産をしようとする場合については、その状況を担当の弁護士によく説明して、保証人などに迷惑がかからないようにあらかじめ対策を練る必要があります。